陸上

世界マスターズリレーで金メダル!武井壮と朝原宣治らの挑戦 ~NHKドキュメンタリー~

おじさんたちの挑戦が熱い。

少し前の話になるが、NHKドキュメンタリーで、

武井壮や朝原宣治らが、世界マスターズのリレー種目で、

世界記録を目指したものを特集していた。

ニュースでも取り上げられたこともあり、

知っている人も多いと思う。

わたしは学生時代に陸上をやっていたこともあり、

非常に興味深く拝見することができた。

 

メンバーは全員40代だが、全員が見事にアスリート体型である。

40代にもなれば、中年太りやビール腹などが気になる頃だが、

そんな様子は一切なく、非常に若々しい。

見た目もすごくキリッとしている。

そして、100メートルを全員が11秒台で走る。

わたしにしてみれば、もはや驚異でしかない。

 

朝原宣治は、日本の短距離界を引っ張ってきた人だし、

武井壮は、大学時代に陸上の10種競技で

日本チャンピオンになった人である。

才能は充分に兼ね備えていることは分かるが、

40代になって、高い水準で力を維持できているのがすごい。

 

現役を引退してしまうと、すっかり体を動かさなくなって

太ってしまう人はとても多い。

サッカー選手を例に取ってみても、すぐに何人かの顔を

思い浮かべることができる。

 

朝原宣治は、現役引退から10年ぶりのカムバックを果たし、

一から体作りを行う様子が、映し出されていた。

第一線で活躍し続けた人が、10年の時を経て再び挑戦する

というのは、とても勇気のいることのように思う。

下手をすれば、晩節を汚してしまいかねない。

武井壮はテレビのレギュラーを何本抱えているのだろうか?

仕事をしっかりとこなしながら、挑戦をしているのだから、

感嘆を禁じ得ない。すさまじい挑戦である。

 

大人になっても夢や目標があるというのは素晴らしい。

彼らは本気で世界記録を目指していて、

それぞれの仕事の合間に、トレーニングを積んでいく。

歳を取っても夢を追い続ける姿が、とても美しい。

みんなとてもいい表情をしていて楽しそうである。

自立した大人たちが、力を合わせて戦いに挑む姿は、

とてもうらやましく思えた。

 

結果は、優勝して金メダルを獲得したものの、

目標としていた世界記録には届かなかった。

どうしてもあきらめきれない武井壮は、また次の大会に出て、

世界記録の更新と誓い、番組は終わった。

 

マスターズという大会を知る良いきっかけになった。

人によって成長の度合いがそれぞれ違う。

花開くのが、早い人もいれば、遅い人もいる。

輝き方は人それぞれなのだと思う。

オリンピックの夢は叶わなくとも、マスターズで夢を叶えるという

選択肢だってある、そう思うと、素晴らしいことに思えた。

 

歳を取ってから活躍した人と言うと、

わたしはキム・コリンズのことを思い出す。

キム・コリンズは100メートルの選手だが、40代になってから、

自己ベストを更新した。そのタイムは9秒93。

とてつもないタイムである。

 

もっともわたしは、キム・コリンズのことをずっと偏見の目で見ていた。

世界陸上で本命がアクシデントにより姿を消し、

非常に遅いタイムで決着がつくときに、いつも棚ぼたでメダルを

さらっていく人、だと思っていた。

キム・コリンズがメダルに絡んだときは、だいたいタイムが遅い。

本命不在によるラッキーでメダルを取った人、勝手にそう決めつけていた。

だが、その認識は完全に間違っていた。

キム・コリンズは誰よりも長く走り続け、40代にも関わらず、

100メートルを9秒台で走ることのできる鉄人なのだ。

 

番組を見て、マスターズという大会にがぜん興味が沸いてきた。

わたしはマラソンくらいしか走らないけれど、

100メートルや1500メートルなどのトラック種目が

できるのなら、やってみたい気持ちはある。

学生時代に、100メートルを11秒台で走っていたのだから、

トレーニングを積んで、そのレベルまで持っていくことができれば、

もしかしたら、メンバーに選ばれるかもしれない。

絶対に叶わない夢だけど、今後のことに備えてトレーニングを

してみようか、と一瞬だけ考えてみたりするのだ。

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