クラシック

シューマンはヤバいやつ ~シューマンの性格を音楽聴きながら考えてみた~

シューマンはヤバいやつだと思う。

シューマンの音楽を聴くたびにずっと思っていた。

 

シューマンのことが、ものすごく詳しいわけではない。

シューマンはたくさんの作品を残したけれど、

そのなかでわたしが聴いたのは、ほんの一部に過ぎない。

聴いたという記憶はあるけれど、印象に残っていないものも多い。

シューマンでよく聴くのは、せいぜいピアノ協奏曲とチェロ協奏曲くらいである。

 

シューマンのことを簡単に言い表すと、

過剰なロマンチスト、といったところだろうか?

メランコリックな、非常に雰囲気のある曲を作る人である。

しかしそのメランコリックさが、少しゆがんでいるように

感じることがある。

 

モーツァルトのような生粋の天才ではないし、

チャイコフスキーのような美しさと哀愁を漂う、という雰囲気とも違う。

美しさのなかに、狂気や根深さを感じることがあるのだ。

おどろおどろしいなにか、と言ってもいいかもしれない。

ただ、ときおり放つワンフレーズが、とてつもなく美しかったりするのだ。

これは、シューマン特有の才能だと思う。

ほかの作曲家が持っていない、特異な能力である。

 

多分シューマンは、とてつもなく面倒くさいやつだったのだろう。

シューマンの音楽を聴いていると、面倒くさいやつなんだろうと感じる。

でも、そんな音楽がたまらなく好きな自分もいる。

 

古今東西のチェロ協奏曲の中で、もっとも優れた曲はなにか?と

言うと、多くの人は、ドヴォルザークかエルガー、ハイドンや

ショスタコーヴィッチなどを挙げると思う。

 

もちろんその意見に異論はない。

しかし、どの曲が一番好きかと言われれば、わたしは

一番にシューマンのチェロ協奏曲を挙げる。

ジャクリーヌ・デュ・プレも一番のお気に入りはシューマンだと言っていた。

この曲はそれほどまでに魅力がある。

 

シューマンのチェロ協奏曲は、高音域での演奏が非常に多く、

重音を響かせる箇所もいくつも登場し、チェリストにとって大変な難曲である。

いろんな人がこの曲を弾いているけれど、わたしは

ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏がもっとも素晴らしいと思っている。

 

シューマンは面倒くさいし、友達になりたくないけれど、

素晴らしい曲を書いて、感動をさせてくれる。

少し距離をおきつつも、そんなシューマンのことが気になって、

仕方がなかったりする。

シューマンはヤバイやつだけど、不器用で本当はいいやつ、

わたしは勝手にそんな風に思っている。

 

ちなみにこの文章は、わたしが独断と偏見で書いたものである。

事実に基づいて書いているわけでもなければ、

なにか根拠があって言っているわけでもない。

ただ、わたしが音楽を聴いて感じたことを、

包み隠さず率直に伝えているだけである。

 

そのまま鵜呑みして人に伝えても、

責任を持つことはできないので悪しからず。

1人の人間が、こんな偏屈な見方をしながら聴いているのか、くらいに

思ってもらえれば幸いである。

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