動画・テレビ

【しくじり先生】南海キャンディーズは驚きの感動回 ~コンビの深い絆~

しくじり先生で、南海キャンディーズが出演していたものを、abemaTVで鑑賞したが、これが大変素晴らしい。エピソードを聞いてから、山里亮太が蒼井優と結婚したことを考えると、より感慨深いというか、すごくグッとくるものがある。かつてコンビ仲は最悪だったのに、さまざまな苦難を乗り越えて、結果、しずちゃんが蒼井優を紹介して結びつけたことを考えると、どんなドラマも真似することのできない、信じられない話である。

長年連れ添ったコンビは、夫婦にも似た長い歴史がある。その間に、さまざまな危機が訪れる。苦しんで必死にもがき、やがて活路を見い出して、また這い上がっていく。くっついたり離れたり、いろんなことがあるけれど、コンビはどこか心の奥底でつながっている。紆余曲折があっても、また元に戻っていく。二人で人生という長い距離を併走しているのだと思うのだ。

しくじり先生で披露される、山里の嫉妬はまさに常軌を逸している。山里から出てくる数々の嫉妬エピソードは、超ド級のとてつもないものばかりである。

・台本からしずちゃんのセリフを消す(自分で回す)

・しずちゃんに話を一切振らない

・香港旅行に行ったしずちゃんに、面白エピソード100個作って来いと言う

 

紙面に起こすだけでは、なかなか伝わりにくいものがある。実際に映像で見ると、もっと強烈に映る。授業を聞いている生徒の女性陣は顔をしかめ、身体中がかゆくなったり、体調が悪くなる人まで出てくる。しずちゃんは、黙って横でその話を聞いている。女性陣が軒並み拒否反応を示しているのに、当事者のしずちゃんからすれば、聞いたら思い出して腹が立ちそうなものである。それなのに普通に授業を進めているのだから、すごいと思う。

山里の執拗な嫌がらせにより、しずちゃんはついに、相方の山里に競演NGを突きつけることになる。相方に競演NGなんて話は、いままで一度も聞いたことがない。

やがて山里は改心し、しずちゃんも自らが浮かれていたことを反省し、山里が必死に戦っていたのを見て、もう一度芸を磨くことに戻っていく。バラバラになっていた二人が、同じ方向を見て歩み始めた瞬間だった。

その後の山里亮太の活躍ぶりは、もはや説明するまでもない。レギュラーを10本以上抱える、人気お笑い芸人に成長した。そして蒼井優との結婚を発表し、一躍時の人となった。誰もがうらやむような夢を掴むことができて、本当にすごいと思う。

しくじり先生の最後の締めは、とても感動的だった。しずちゃんは、山里からあり得ないほどの嫌がらせを受け続けて、ずっと沈んだ状態にあった。しずちゃんから、コンビ解消を切り出すタイミングはいつでもあった。しかし、しずちゃんは絶対にそれをしなかった。自分は山ちゃんによって拾われたのだから、自分から解散を切り出すことはない、という場面は、コンビの絆の深さが垣間見えてくる。しずちゃんに対する山里の執拗な仕打ちを知り、周りはみんな山里のことを非難した。だが当のしずちゃんの口から、悪く言うことはなかった。しずちゃんは、ずっと山里のことをかばい続けていた。あり得ない仕打ちを受け続けていた、当の本人であるしずちゃんが、山里をかばうというのが、すごく深いものがある。

しくじり先生は、ときどきとてつもない感動回に出くわすことがあるけれど、思わぬ形でそれを目にした。

山里亮太の笑いのセンスは、すでに多くの人が認めている。オードリーの若林はラジオでこんな風に言っている。

「山里亮太は、ハルウララのふりをしたディープインパクト」

競馬ファンからしてみれば、胸の踊る表現である。山里亮太はお笑い界のディープインパクトなのかもしれない。ディープインパクトは嫉妬深かったのだろうか?多分そんなことはないと思う。

山里亮太が書いた『天才はあきらめた』も今度読んでみようと思う。山里亮太は嫉妬をガソリンに変えることができる人なのだ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です