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【考察】くるり「言葉はさんかく こころは四角」歌詞が意味すること

はじめに

くるりの名曲は数多くあるけれど、歌詞が意味深いものが多い。

「言葉はさんかく こころは四角」もその1つである。

岸田繁は、この歌にどのような意味を込めたのだろうか?

くるりの中でも、特に意義深く感じるこの歌詞についてわたしなりに考察してみた。

「言葉はさんかく こころは四角」について

「言葉はさんかく こころは四角」は07年に発表された、くるり19枚目のシングルである。

くるり7枚目のアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』に収録されている。

また、映画『天然コケッコー』の主題歌でもある。

「言葉はさんかく こころは四角」歌詞に込められた思い

歌詞は、以下のようにして始まる。

 

歌詞

言葉はさんかくで 心は四角だな

まあるい涙をそっと拭いてくれ

 

知らない街角の

知らない片隅で

知らない誰かと恋に落ちるだろう

いつかきっと君も恋に落ちるだろう

 

恋愛について歌っているのが見て取れる。

それぞれを形で言い表しているのが特徴である。

 

メモ

言葉→さんかく

心→四角

涙→丸(まあるい)

 

「さんかく」はひらがな、「四角」は漢字で表記している。

「まあるい」と表現しているのは、音楽に合わせてフィットする言葉を選んだ結果だろうか?

形が意味することは、いろんな解釈が言われている。

 

さんかくは四角の半分なので、言葉では本当に思っていることの半分しか伝えられない、といったことが一般的に言われている。

言葉はとんがっていて、ときには傷つけたりもしてしまう。

相手を思っているのに素直に伝えられない、そんな様子がうかがえる。

歌詞の最後はこのように締めくくっている。

 

歌詞

言葉はさんかくで こころは四角だよ

まあるい涙よ 飛んでゆけ

 

涙は普通流すもので、歌の中では「そっと拭いてくれ」とあるが、最後だけは「飛んでゆけ」に変わっている。

涙で何かが吹っ切れたのだろうか?

とてもシンプルな歌詞だが、さまざまな解釈ができて、この曲の奥深さが感じられるのだ。

 

「言葉はさんかく こころは四角」岸田繁の解説

くるりが出版した『くるり詩集』には、岸田繁自らが解説している。

 

出る言葉はとんがっていたり、胸の奥で考えていることはともかく

頑固になってしまったり。結局は涙をながすことくらいでしか、

気持ちに素直になれなかったり、と書いてある。

 

メモ

言葉(さんかく)→とんがる

心(四角)→頑固

涙(まあるい)→素直

 

相手のことを思うばかりにうまく伝えられない、不器用な様子が見て取れる。

心の隅っこに横たわる繊細な思いを、シンプルに歌でしたためていく。

岸田繁のソングライティングのすごさを改めて感じる。

 

「言葉はさんかく こころは四角」は、くるりの中でも屈指の名曲なので、是非聴いてみて下さい。

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