テニス

【驚異】ナダルが全仏12度目のV。錦織は準々決勝でナダルに屈する!

テニスの長い歴史においても、いまほど上位が突出して強い時期はなかったに違いない。マリーはケガにより戦線離脱してしまったものの、ビッグ4たちは一体いつまで第一線に留まり続けるのだろうか?

19年の全仏オープンは、ナダルの優勝で幕を閉じた。ナダルの全仏の通算成績は、93戦2敗というのだからすごい。ナダルのクレーコートの強さは、歴代最強と言っていいだろう。コートの違いで、こんなにも如実に成績が変わるのだから、テニスは奥が深いと思う。クレーコートにおいては、ナダルに死角はない。「赤土の帝王」は一体どこまでいくのだろうか?

ナダルは準々決勝で錦織と対戦した。錦織にとって大一番の試合、わたしはテレビにかじりついて見ていた。錦織の試合は、いつだって非常に面白い。錦織の頑張りを見ていると、勇気や希望が沸いてくる。もしこの試合でナダルを倒すことができれば、がぜん優勝への道が開けてくるだろう。そして錦織には、その可能性が十分にあると思うのだ。

錦織はリオオリンピックでナダルを撃破し、銅メダルを獲得した。世界の頂点を目指す相手にも、錦織は台頭に渡り合い勝利を掴むことができる。錦織にも必ずチャンスはあるはずだと思っていた。ところが試合が始まると、ナダルはあまりに強すぎた。ただでさえ、錦織には悪い条件が重なっていた。ベスト16では、雨で試合が順延となっていた。錦織は勝利を目前にして、翌日に試合が見送られることになった。翌日に第4セットを奪われて、最終セットで絶体絶命のピンチに追いやられていた。ここで錦織の生来の勝負強さが光った。試合をひっくり返して見事に勝利。最終セットにもつれ込んだときの勝率が、世界歴代1位とも言われる錦織の勝負強さを、存分に発揮して勝利をもぎ取った。しかし連日の熱戦により、錦織の疲れはピークに達していた。錦織は果敢に攻めたものの、赤土の帝王の強さは並のものではなかった。手も足も出ないまま、結果はストレートで惨敗。ベスト8で姿を消すことになった。

その後、ナダルは準決勝でフェデラーを破り、決勝ではティエムに勝利。全仏12度目の優勝を飾った。

それにしてもレジェンドたちはあまりに強すぎる。歴代の王者たちと比べても、いまほどレベルが高い時代はない。錦織は生まれてきた時代を間違えたのかもしれない。

ビッグ4と言えば、わたしはいつも80年代のボクシング思い出す。80年代のボクシング、ミドル級でかつてないほどのタレントに見舞われていた。シュガーレイ・レナード、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュラン、タレント尽くしで、誰が1番強いのかを証明するためにしのぎを削る。そんな様相を呈していた。ボクシングがかつてないほど盛り上がりを見せていたときのことだ。

テニスのビッグ4が繰り広げているのは、もしかしたらそれ以上のことかもしれない。歴史上これほど長きにわたって、ビッグ4が上位を独占し続けたことはない。さらにその下には、錦織、ワウリンカ、チリッチ、ラオニッチ、新しい世代には、ズベレフ、ティエム、ディミトロフなど、いずれもタレント尽くしである。こんなすさまじい競争の中で、錦織は奮闘しているのだからすごい。

錦織にはウィンブルドンと全米に向けて、頑張って欲しいと思う。

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