奥多摩

オレたち奥多摩少年団!! ~奥多摩の街おこしについて考えてみた~

奥多摩はとてもいいところだった。

奥多摩は不思議なところでもあった。

 

これだけ過疎が進んでいるにも関わらず、なぜか知名度がある。

わたしは関西人だけど、奥多摩と言われても、

なんとなくの場所は分かった。

多摩地区というのが、八王子や青梅よりもさらに奥地にある、

ということを知っていたので、奥多摩という名前からしても、

きっと山のなかにあるに違いない、そんなイメージが

パッと思い浮かぶのだ。

 

実際、奥多摩は山に囲まれた場所だった。

仲間に連れられて、さまざまな場所に訪れた。

道中で野生の鹿を見たり、喫茶店や道の駅を訪れたり、

さまざまなところに行った。

仲間の非常に詳しいガイドもあり、楽しく過ごすことができた。

 

奥多摩は非常に魅力のある地域だと思う。

空気は澄んでいるし、とてもキレイな景色で、

満点の星空を眺めることができる。

これだけ有効な観光資源があるのだから、

観光地にすれば、絶対に人は来ると思うけれど、

残念ながらそうした動きはないみたいである。

 

誰か1人でも、高い志と行動力のある人が奥多摩に入り、

覚悟を持って取り組んでいけば、やがて人を巻き込んでいって、

大きなことができるように思う。

それを行政がしっかりとバックアップして、

その取り組みを応援していけば、小さな火がやがて少しずつ

大きくなっていく、そんな気がするのだ。

地域再生のプロ、木下斉さんもこんな風に言っていた。

地域再生は、1人の覚悟と行動力から始まる、と。

 

なによりハッキリと言っておかなければならないのは、

奥多摩は東京都内ということである。

世界に誇る大都市、東京が近くにあるのだ。

 

しかし残念ながら、現場の雰囲気はそんな感じではないようだ。

地域おこし協力隊の仲間に話を聞いたけれど、

行政の現場は、とても熱心とは言えない状況のようである。

詳しく書くのははばかられるので、ここでは割愛する。

地方自治体の運営というのは、得てしてそういうものなのか、

本で読んだことはあったけれど、実際の生の声を聞いて、

そんな風に感じた。

 

せめてわたしは奥多摩に貢献しようと

「ふるさと納税」のページを見てみたけれど、

正直言って、あまりやる気を感じられる内容ではなかった。

 

ふるさと納税についてはいろいろと意見はあるけれど、

自分で自治体を決めて、思ったところに支援できるというのは、

いい制度だと思う。御礼品の問題や、人気のある自治体に偏ってしまうなど、

いろいろと問題もはらんでいるけれど、それでも地方自治体に

興味を持つきっかけとしては、いい制度だと思う。

 

とくにわたしのような外部の人間が、遠くからでも地域のことを

応援したいと思ったときに、ふるさと納税は非常に有効な手段だと思うのだ。

しかし残念ながら、奥多摩にふるさと納税を

しようという気持ちにはなれなかった。

各自治体、なんとかお金を集めようとあの手この手を使って、

取り組んでいるけれど、奥多摩はそれすらもやっていないようだった。

本当は奥多摩にふるさと納税をしたかったけれど、

やる理由がなくて辞めてしまった。

 

別に御礼品を豪華にする必要はない。

各市町村がやっている普通レベルのことくらいはやって、

さらに、自分たちの魅力やPR、興味を持ってくれた人に対して、

感謝の言葉を伝えるだけでも違うと思うけれど、

それもやっているようには思えなかった。

奥多摩がいいところなだけに、非常に残念である。

 

東京ばかりが肥大化していく時代、東京の隅っこで過疎が進んでいく

奥多摩のような地域もある。

日本全体で見ると、人口動態的にものすごく

矛盾がはらんでいるような気がする。

これって何とかならないものだろうか?

東京に一極集中してしまうのは、国の制度も大いにあると思うけれど、

いまのところ、それが見直される様子はない。

東京は刺激的で魅力のある街だけど、

なんとなく東京に集まるという流れができていて、

この流れは、何かきっかけがあれば、簡単に変えられるような気がするのだ。

若者は、そんなに東京に行きたがっているのだろうか?

田舎フリーランスの人たちを見る限り、そんなことはないような気がする。

東京にいるメリットや利便性が、そんなにも有効なのだろうか?

奥多摩が同じ東京であるばかりに、余計にそんなことを考えてしまうのだ。

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