向き合い方

【就職】新入社員の意識は今も昔もさほど変わらない件

いまから10年近く前、わたしが就職をする頃

「3年で3割が辞める」といったことがよく言われていて、

実際に本が出てベストセラーになったりした。

 

10年の間に、社会を取り巻く様子は大きく変わった。

10年前は、ツイッターもラインもフェイスブックもなかった。

スマホだって、それほど普及していなかった。

ネットフリックスやアマゾンプライムビデオといった、

有料動画配信サービスもなかった。

ユーチューブはあったけれど、いまほど浸透していなかった。

いろいろと考えるにつれて、時の流れを感じずにはいられない。

 

しかし、月日が流れても変わらないものがある。

新入社員のことで新聞を賑わせているのは、

10年前と何ら変わらない記事である。

 

※京都新聞より引用

 

3割という数字は、昔からまったく変わっていない。

いつの時代も一定数は、必ずそういう人がいることの証左である。

さらに出世に興味はない、管理職にはこだわらない、

転職や独立に興味がある、若者らしい意見が次々と並ぶ。

日時を隠してしまえば、おそらくいまなのか、

10年前なのか、分からないと思う。

新入社員の意識や取り巻く様子は、全然変わっていない。

仕事の在り方や意識の向け方などは、ずっと同じままなのだ。

 

世の中は、変わるものと変わらないものがある。

テレビをつければ、新入社員たちの信じられない行動みたいな特集が、

ワイドショーを賑わせている。上司の意味不明な言動、

会社がブラックすぎるなど、若者視点のものもある。

これらは、ネタとして永久に尽きることはない。

ずっと変わらないものである。

 

しかし一方で、取り巻く環境が変わっていることも事実である。

わたしは百貨店に勤めていたけれど、10年の間に

一体どれほどの店が潰れたか、もはや把握できない。

90年代には9兆円の市場規模があったのに、

いまでは5兆円台にまで落ち込んでいる。

百貨店はますます必要とされなくなっている。

そのあいだにアマゾンはとてつもない急成長を果たした。

ものすごいスピードで変化を遂げているのだ。

 

最近では「働き方改革」や「副業推進」など、

国が先導して働き方を変えることを呼びかけている。

トヨタの社長は、終身雇用を維持するのは難しい、

といった声明を発表したりもした。

働く現場からしてみれば、ますます息苦しくなってきている。

会社員として働くことのリスクが、非常に大きいように思ったりする。

これから社会を支える世代が、不安を感じるのも無理はない。

 

日本は多様な働き方を、なかなか認めようとしない国だと思う。

新卒一括採用や終身雇用は、いつまで続けるのだろうか?

変化にもっと柔軟に対応していかないと、いつまでも

ジリジリと後退を続けることになると思う。

若者が感じている不安を少しでも取り除き、

活躍できる場を設けていかなければ、

何も変わらないのではないだろうか?

 

わたしも会社員をしていたからよく分かるけど、

現状維持が一番、という空気が、ものすごく強いのだ。

疲れ果てたおじさんたちが、たくさんを占めているのだから、

無理はない。過去に生きるのではなく、未来を切り開いていく・・・、

自分もそうありたいし、これからの若者にも

そうあってほしいと思う。

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