カルチャー

ネットの勃興 リアルの沈下

インターネットが世に普及してから、かれこれ20年近く経つ。

その間、さまざまなイノベーションが起きた。

古いものが淘汰され、新しいものが台頭する。

いつの世も、そうした入れ代わりは必ず起きるものだ。

 

90年台の半ばまでは、グーグルもアマゾンもなかった。

フェイスブックなんて影も形もない。かれこれ10数年のあいだに、

世界は劇的に変わった。

ネット通販に押され、小売の世界は次々と店を閉めていった。

この流れは、いまなお続いている。

ネット通販が勢いを伸ばし、それに食われる形でリアル店舗がなくなっていく・・・。

 

ネットの拡大が止まらない・・・。

ネットの勢力拡大とリアルの地盤沈下がずっと続いている。

アマゾンの勢力拡大は、小売が陣取っていた領域を、丸ごと飲み込んでいる。

だが、ネットとリアルは決して相反するものではない。

互いに足りないものを補い合い、補完する役目を果たしている。

どちらかが完全になくなることはない。この流れも必ずどこかで変わってくる。

 

リアルが沈下していくということは、既存の仕事がネットなどによって

少しずつ奪われている、ということだ。

これからも、ネットの勢力拡大とリアルの地盤沈下は続いていくと思う。

もしかしたら、リアルを追い抜いてネットが優位に立つ日も来るかもしれない。

 

会社にいたときは、常に危機感を口にしながらも、仕事の内容としては、

以前とまったく変わらないことをやっていた。

もっと真剣に危機感を持たなければ、本当にマズいことになる・・・。

わたしはずっとそんなことを考えていた。

変わりゆく時代において、わたしたちは一体どのように振る舞えばよいのか?

 

わたしは前職で小売業界にいた。小売の将来は非常に厳しい。

これから先10年は、かつてないほど厳しい場面に直面すると思う。

コンビニとて安泰ではない。ドラッグストアが勢力を拡大し、

垣根を超えて激しい戦いを繰り広げる可能性がある。

ネットがますます勢力を拡大し、リアルが沈下していく。

この流れは当分変わりそうにない。

 

でも、ずっとそれが続くわけではない。

どこかで必ずその勢いは止まると思う。

そして、リアルが見直され始める時期が来ると思うのだ。

 

近年はGAFAやFAANGといった呼び方を、経済ニュースなどで

頻繁に耳にするようになった。

世界を席巻しているこれらの企業が、今後どのような道を歩んでいくのか?

わたしたちは、これらの企業のサービスを受けずして生きていけなくなるの

かもしれない。

 

10年後の自分はまったく想像ができない。

でも、決して悲観はしていない。

自分を信じて一歩ずつ先に進んでいこうと思う。