ボクシング

【展望】 WBSS決勝 井上尚弥vsノニト・ドネアは名勝負になる!?

WBSS決勝の井上vsドネアは一体どんな試合になるのだろうか?

まだ場所や日時は何も決まっていないけれど、どんな試合になるか楽しみである。

フィリピンの英雄と言えば、マニー・パッキャオを思い浮かべるけれど、

ノニト・ドネアも、相当すごい人である。

以前、バンタム級で活躍していた頃は、

まさに軽量級を代表する怪物という評価だったのだ。

 

西岡利晃さんが戦ったころのドネアは、まさに無敵だった。

ただ強いだけでなく、ものすごく礼儀正しい。

テレビ番組『アナザースカイ』で、西岡さんとドネアが

再会を果たしたときの様子は、いまでも鮮明に覚えている。

ドネアはあの一戦を、武蔵と小次郎に例えて振り返っていた。

多少のリップサービスはあるかもしれないけれど、

でもわたしは本心ではないか、と考えている。

あの一戦は、まさに頂上決戦だったと思うのだ。

 

ネットの口コミを観ていると、井上が圧勝するという楽観論が多い。

ドネアはすでに全盛期を過ぎており、スピード、動体視力、あらゆる面で、

井上とはまったく違う。井上はここ3試合、連続で早期決着させていることもあり、

いくらドネアと言えども、井上のスピードにはついていけない、

井上の圧勝で終わる、といった見方が強い。

 

ただWBSSの決勝という大舞台で、そんなにあっさり決着がつくだろうか?

わたしは決してそうは思わない。なにしろ相手はドネアである。

ドネアがどれくらいすごい選手なのか、ちゃんと伝わっていないように思う。

歳を取って動きにキレが落ちた、というのが、もっぱら言われていることである。

たしかに以前に比べれば、それは否定しがたいものである。

 

それでもドネアは、フライ級から始まって、スーパーフライ、

バンタム、スーパーバンタム、フェザーと、5階級を制してきた。

上の階級のパンチを知っているということもある。

歳を取って全盛期のキレはない、と言っても、

さまざまな修羅場を乗り越えてきているのだ。

いやらしい手口や、あらゆることを熟知しているはずである。

わたしはむしろ、その経験が不気味だと思うのだ。

 

ただ、井上がナルバエスに完勝をしたことを考えると、

ドネアもラクにクリアする、という見方もあるかもしれない。

それでも、ドネア戦は楽勝、なんて間違っても思わないほうがいい。

いままでも、勝つだろうと言って負けたボクサーは山のように見てきた。

楽観論が渦巻いているときがもっとも危険なときなのだ。

 

井上のここ数試合のパフォーマンスが、あまりに派手すぎるので、

ファンは期待してしまう部分もある。

井上には、気負わずにしっかりと集中して取り組んで欲しい。

でも、そんなことは井上が一番よく分かっていると思う。

慢心することなくしっかりと試合に集中して勝つことができれば、

PFP1位も決して夢ではない。

ロマチェンコやクロフォード以上に、評価される人になって欲しい。

そして、井上尚弥がこの世で一番強いということを、世界に見せて欲しい。

ボクシングファンとしての、たっての希望である。

 

なお、解説は西岡利晃さんにお願いしたいと思う。

ドネアと拳を交えたことのある人から解説を聞いてみたい。

まだ随分と先の話だけど、いまから本当に楽しみである。

井上尚弥がどこまで行くのか、今後も見守っていきたい。

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