フリーランス

会社を辞めて間もないわたしが、フリーランス界隈の人たちを冷静に分析してみた件

フリーランスという生き方は面白い。

先の見えないところに向かって、自分の力でお金を稼ぎ生計を立てていく。

会社に勤めていると安心感はあるけれど、時間や自由の拘束がある。

 

フリーランス界隈には、いろいろとわけあってやってくる人が多い。

会社がつまらないとか、うまく適応できなかったとか、

パワハラに嫌気が差したとか、いろんな理由で会社を去り、

フリーランスの集まるコミュニティに集まってくる。

 

さまざまなバックグランドの人たちが集まるので、

いろんな価値観の人がいて、話を聞くだけで非常に楽しい。

なかでも一番よく聞くのは、会社に対する批判であろう。

満員電車がつらい、飲み会が地獄、会社でパワハラを受けた、

将来が不安になった・・・、過去に受けた内容は人それぞれだけど、

何かしら傷を負ってやって来る人は多い。

 

ここに集まる人は、フリーランスになって自由を謳歌し、

自分の力でお金を稼ぐということに価値を見い出している。

その行動力は非常にスゴい。3ヶ月で月収20万とか、あちこちで耳にする。

わたしはそんな人たちに、刺激を受けながら日々を過ごしている。

 

わたし個人の意見としては、一度は会社員を経験しておいたほうが

いいと思っている。ときどき、大学生でそのままフリーランスになろうと

している人がいるけれど、あまりおすすめはしない。

ほかに代えの利かない、新卒という切符を持っているのだから、

わざわざそれを捨ててまで、フリーランスになるのは辞めたほういい、

というのが持論である。

社会はとても広くて、さまざまな経験をすることができる。

フリーランスの世界は案外狭いので、自分の経験値を上げておくという

意味においても、一度は就職をしておいた方がいいと思う。

 

わたしは、フリーランスになるタイミングが非常に遅かった。

周りはみんな若い人ばかりで、わたしよりもはるか先をいっている。

その活躍ぶりは端目から見ていても、純粋にスゴいと思う。

ただそれについて、出遅れてしまったとか、もっと早く始めれば良かった、

みたいなことはまったく思っていない。

わたしは会社でいい経験をさせてもらったし、

自分の辞めるタイミングが、たまたまいまだったのだ。

 

先日、ネット界隈で有名なある人気ブロガーの本を読んだ。

ブログを始めて2年ほどで月収50万円ほど稼ぎ、会社も立ち上げて、

順風満帆な日々を送っている、といった人である。

 

正直言って、あまり面白い本ではなかった。

話の筋立てがわりと単調で、少し説教臭さを感じる。

大企業もこの先安泰とは限りません、会社になんて身を預けていたらダメ、

自身の力でお金を稼ぐ力を身につけて、大海原を渡っていくべきだ、

みたいな論調で、終始話が進んでいく。

 

面白い経験をしてきたのであれば、本を通じてそれを体感させて欲しい、

というのが率直な気持ちなのだけど、その面白さがあまり伝わってこなかった。

若くて行動力があり、リスクを背負って勝負に出たのだから、

成功したいまがあるのだと思う。そのヒリヒリするような人生を追体験させて

欲しいけれど、本からはそれを感じることはなかった。

若い人には刺さるかもしれないけれど、正直あまり満足いくものではなかった。

アマゾンのレビューを見ると、案の定、炎上気味だった。

この内容で、けっこう稼いでいるというのだから、

逆にスゴいと思ってしまった。

 

フリーランス界隈にいると、1年で50万稼げるようになった、

みたいな話をよく聞くけれど、短期間で挙げた最大パフォーマンスのことを、

成果として出したところで、それを継続しなければ意味がない。

それは本当のことかもしれないけれど、話を盛っていることも多いので、

そんなこともあるのか、と話半分程度に聞くことにしている。

そういう人は、5年後や10年後は一体どうなっているのだろうか?

 

フリーランスの人たちは、行動力や実行力はあると思うけれど、

自身のことに夢中なあまり、他人への気遣いや心配りといったことは、

会社にいる人たちに比べて、少し欠けている面はあるように感じる。

情報交換や人との交流などに関しては熱心だけど、

例えば、お茶を汲むとか、人の行動を察して気を遣う、みたいなことは、

少し弱いのではないだろうか?こういう気遣いは、会社員の方が強い。

特にわたしは前職がサービス業だったので、余計にそれを感じるのかもしれない。

 

あと1つ気になるのは、やりたくない人とは仕事をしない、

というスタンスで仕事をする、みたいな話をよく聞く。

言いたいことはよく分かる。

フリーランスになったのは、会社でやりたくない仕事をやらずに済む、

というところが一番大きなところである。

 

気の合う人や身内などで仕事をして、その間柄で完結しているうちは

それでもいいと思う。

でも規模が大きくなっていくと、どうしてもいろんな人が入ってくる。

マスに向けて発信をしている以上、人を選別することなんてできない。

多くの人を巻き込んで摩擦を繰り返しながら、離合集散を繰り返していく。

それに耐えられる胆力が備わっていなければ、それ以上の成長することはない。

進んでいくうちに、人としての器の大きさが問われるようになってくるのだ。

 

稼ぐということはもちろん大事である。

しかしお金のことを公表すると、たくさん稼いでいるくせにあの程度の人間か?

そうやって陰口を叩かれる可能性は大いにある。

若くしてフリーランスで成功した人たちは、月収100万円とか、

いろいろと言うけれど、そういう視線があることを自覚しておいた方がいいと思う。

お金は大事だけれどすべてではない・・・。

 

お金の話は非常にデリケートな問題なので、あまり口にするといろんな人が出てくる。

稼ぎがに見合った働きをしていれば問題はないけれど、

うがった見方をされることもあるから、あまり深く突っ込んで話をしないのが

無難だと思っている。

もっともわたしは、そんな稼ぎがあるはずもなく、心配する必要もない。

もし、仕事がうまくいって、稼ぎが増えてきたときに、

ベラベラとしゃべって、「器の小さな人間だ」みたいに

思われないようにしていたい。

 

フリーランスと会社員、働き方は違えども、求められる資質は

最終的には同じ、そんな気がしている。

なんだかんだいろいろと言って、フリーランス批判みたいになってしまったけれど、

フリーランスとして働くのは、楽しいし、やりがいがあって、

非常に魅力があります・・・。

楽しく働くのが一番だと思うので、これからはそれを実践して行こうと思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です