向き合い方

【論考】分散と集中について私見を述べてみる(仕事や収入面のこと)

副業が解禁となり、いままで以上に働き方が問われる時代である。

わたしの周りのフリーランスの人は、さまざまな収入源があったりする。

1つのことに身を預けるのはリスクでしかない、

複数の収入源を確保しておいた方が良い、といった話をよく耳にする。

 

収入に関して言えば、その考え方に共感できる部分は多い。

ただ、仕事に対する姿勢や上達などを考えたときに、

最初から分散を視野に入れるのは、個人的にあまり好きではない。

わたしは、あれもこれも手を出して結局すべて中途半端に

終わっては意味がないと思っているタイプである。

1つのことを決めたら、まずは3~5年くらいは集中して取り組む。

まずは1つのことに集中して、しっかりとした柱を立てる。

続けていくうちに、徐々に自分の立ち位置が見えてくる。

それから少しずつほかのことに手を伸ばしていく、

という順番であれば、分散という考えには賛成である。

ただ最初から分散を視野に入れて、あれもこれもやる、

というのは、あまり良い方法だとは思わない。

 

まずは1つのことを極めることが先決なのではないだろうか?

1つのことに集中してやっている人と、あれもこれもやっている人では、

成長のスピードがまったく違う。最初から分散を考えている人は、

本気で取り組んでいる人を横目に、自分は自分、と言い聞かせ、

ペースを乱すことなくやっていけるだろうか?

わたしはできないように思う。どんな世界にも厳しい競争が存在する。

1つのことに決めたら、すべての力を注いで全力で取り組んでいかないと、

たちまち周りから距離を空けられてしまう。

片手間にやっている人と、本気になって取り組んでいる人は、

熱量がまったく違うと思うのだ。

 

こうした議論をしたときに反論として考えられるのは、

1つのことに集中して、もしそれが挫折してしまったときに、

その人はすがるものがなくなってしまうのではないか?

といったものがある。

分散していれば、その分ダメージが少なくて済むから、

1つのことに傾注することの方がリスクなのではないか?

 

もちろんそうした考え方も一理あると思う。

ただそれに対する答えとしては、1つに集中して挫折したのであれば、

それが分かったということが大きな収穫だということである。

本気を出して取り組んだ結果なのだから、絶対に納得いくはずである。

もし分散していたら、自分はまだ本気を出していない、

この程度で終わるはずがないし、まだまだやれるはず、

と気づかないまま続けてしまう可能性がある。

挫折はとてもつらい経験だけど、本気で取り組んだからこそ

分かることであって、それすら分からないまま続けていたら、

それこそ問題を先送りして長引かせてしまうだけではないだろうか?

競争に身をおいて、自分をさらけ出すのはとてもつらいことである。

ただ、そこから絶対に目を背けてはいけないと思うのだ。

 

仕事は分散したほうがいい、収益源を多数確保しておいた方が良い、

と言う人がいるけれど、わたしは成功者の論理だと思う。

1つの物事で成功を収めた人が、将来を見据えて考えたときに言うことであって、

まだ1つも成功を収めていない人が、最初から分散を考えてやっていこうと

する人がいれば、それが得策とは思わない。

まずは1つの物事に集中して、しっかりとした柱を立てていく。

それからいろんなことに手を伸ばしていく、というのが正しい順番だと思うのだ。

 

生き方や考え方は人それぞれなので、何が正しいかは一概に言えない。

わたしの場合、ものすごく不器用であれもこれもできないタイプである。

もしかしたら、1つのことすらまともにできないかもしれない。

だからこれと決めたことに関しては、全力で励もうと常日頃から

思っていたりするのだ。

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