音楽

クラシック音楽の聴き比べについて

今日はクラシック音楽について書こうと思う。

 

ある程度、クラシックについては知っているけど、それほど深い知識が

あるわけではない。

 

もちろん、フルトヴェングラーとかブルーノ・ワルター、

カルロス・クライバーやムラヴィンスキーといった、

誰もが知っている名前は知っているし、演奏も聴いている。

 

大学時代に交響楽団の部活(サークルではない)に、ほんの少しだけ入っていたので、

(恐ろしく下手なチェロを演奏していた)楽器のことや、音符の読み方、

専門用語もある程度は分かる。

 

それでもいろんな曲を網羅できているわけではない。

気に入った曲を、ずっと繰り返し聴いているくらいである。

 

好きな曲を見つけたときに、聴き比べをするのがとても楽しい。

同じ曲でも、演奏者によって随分と印象が変わってくる。

 

クラシックの有名な曲で、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲がある。

クラシック音楽の中でも、屈指の名曲と言っていい。かの有名な、冒頭の入りのシーン。

とても美しい旋律なので、あらゆる演奏者は、目一杯謳わせるのに注力する。

 

しかし、ヤッシャ・ハイフェッツは違う。

まるで素通りするかのように、淡々と弾いてしまう。

その素っ気なさに最初はとても違和感を覚える。

 

しかし、ハイフェッツは恐ろしく技術が高いので、

聴き進んでいくうちに、たちまち魅了されてしまう。

 

あらゆるヴァイオリニストが、謳わせることに必死なあまり、とても重い印象を

抱いてしまうことがある。しかし、それを逆手に取って(?)なのか分からないが、

あっさりと弾いてしまう。

(いや、多分そういう風にしか弾けないような気もする)

 

ヴァイオリオン協奏曲は「情」が非常に激しい曲だと思う。

しかしハイフェッツは、精密機械のごとく正確な「技術」と、

説得力のある「論理」で弾いてしまう。

 

バッハの無伴奏チェロ組曲も、あらゆる演奏を聴いた。

世の中に、どれくらいのCDの種類が出回っているか分からないが、

自分はCDを10枚近くある。

 

パブロ・カザルスの演奏は、録音が古いという欠点はあるものの、

あまりある熱量を注ぎ込んでいて、なかなかすごい。

 

ヨーヨー・マの演奏は、とにかく優しさを感じる。

ピエール・フルニエの演奏は、貴族が弾く高貴なイメージを感じさせる。

ミッシャ・マイスキーは、ものすごくクセがあるけど、

いったんそれにハマると、なかなか抜けられない。個性派チェリストだと思う。

 

チェロの帝王と呼ばれた、ロストロボーヴィッチだけど、

個人的には、ロストロボーヴィッチの演奏は、ことごとく合わないものが多い。

クラシック音楽の聴き比べは奥が深い。