洋楽

【解散】ケイジャン・ダンス・パーティーの若さあふれる音楽について

かれこれ10年近く前の話になるけれど、次代にブレイク必至な

期待の新人として、洋楽雑誌を賑わせていたグループがいた。

ケイジャン・ダンス・パーティーである。

イギリスのロックバンドであり、当時まだ全員が10代、

瑞々しい感性で新時代のロックを体現する、といった触れ込みで、

各雑誌から大絶賛を受けていた。ちょうどわたしが新入社員として、

会社に入るときだったように記憶している。

 

かなりの評判だったので、一体どんな音楽なのかと期待を胸に踊らせて、

デビューアルバム『カラフルライフ』を買いに行った。

聴いてみると、若さあふれる瑞々しい音楽が流れてくる。

一言で言えば、清々しいロック、といった感じだろうか?

「カラフルライフ」「アミラーゼ」といったあたりが、

おそらく代表曲になると思う。これらの曲を気に入って、

いまでも時折思い返したように、音楽を聴いている。

 

ケイジャン・ダンス・パーティーは、各ロック雑誌に押されて、

次代を担う若手の旗手、といった感じで期待されていた。

わたしも、次はどんなものを出してくれるのか、

ものすごく期待していた。

 

だが、次がやって来ることはなかった。

バンドは、ほどなくして解散してしまった。

 

あまりにあっけない幕切れだった。

詳細を追っていないので、詳しいことはよく知らない。

フロントマンのダニエル・ブルンバーグは、ソロでアルバムを出した。

これは解散する前のことである。

それっきり、ケイジャン・ダンス・パーティーのことは

まったく知らない。

良い音楽だっただけに、とても残念である。

 

10代で結成をしたバンドが、何らかの原因で空中分解してしまう、

といったことは、よくある話である。

多感な時期だから、ある種仕方のないことだ。

だが、いい音楽がそうやって途絶えてしまっているとすれば、

それはとても悲しいことだと思う。

バンドが維持していくのは、想像以上に難しいことのような気がする。

 

天才はいつの時代もどんなところにも、必ずいるものである。

10代の若者が作る、天才的な音楽を聴くのはとても楽しい。

ただ早くから世に出たときに、いろいろと大変なことが

あることも容易に想像できる。

きっと、それを利用しようと近づいてくる大人もいるだろう。

関係者たちは才能の芽を摘まないように、

しっかりと守らなければならない。

天才がゆえに、世の中が生きづらいというのは、

よくある話だけど、わたしは圧倒的な才能の方に価値を感じるので、

少し贔屓をしてでも、世の中に残って欲しい、と思ったりする。

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