陸上

【期待】陸上男子4継リレーが面白い!東京オリンピックの行方は?

日本の陸上短距離界が、過去に例を見ないほどの盛り上がりを見せている。

次々と若手有望株が出てきて、リレーにおいては東京オリンピックで

金メダルを取れるのではないか、そんな観測まで出ている。

これは少し前までは考えられなかったことだ。

日本の陸上競技が世界に通用するものは、せいぜいマラソンくらいのものだった。

ときどきハンマー投げの室伏選手や、400メートルハードルの為末選手が

出てきたりするけれど、ほとんどの種目はまったく歯が立たず、

準決勝に進んだらすごい、決勝に残ったら奇跡的、くらいだったように思う。

 

個人種目では、まだまだ上位に絡んでいくのは難しい。

でもリレー(4×100メートル)では、本気で世界を取れるのではないかと

期待されている。

日本は世界のどこよりも、バトンパスの技術にすぐれている。

個々の走力では劣るものの、緻密なバトンパスによってタイムを縮め、

世界の上位に食い込むことができる。

実際、リレーはオリンピック2大会連続でメダルを取っている。

もしかしたら、東京オリンピックでは金メダルを取れるかもしれない。

そんなことがまことしやかに言われていたりするのだ。

 

チームプレーで勝ち取ったものとしては、18年の冬に行われた平昌オリンピックの

スケート女子パシュートがとても印象的だった。

個々の能力ではオランダに劣るものの、スピードを維持したまま高速で

先頭交代をする技など、世界のどの国もマネすることのできない、

特異な技術を磨き上げることで、日本は金メダルを獲得した。

さらに世界記録を何度も更新するなど、驚異的なタイムが次々と繰り出されていく。

高木姉妹は個人でも活躍を見せて、非常に大きな注目を浴びた。

スケート女子パシュートは、まさに日本の面目躍如だった。

 

日本人は、いまあるものを徹底的に磨き上げていく力においては、

とてつもない力を発揮することがある。

身体能力で劣っていても、その他の細かい技術の積み重ねによって、

世界と対等に渡り合っていく。

体が小さくても戦っていける、みたいな話は昔からよくあることだ。

日本人は、そういった困難を乗り越えて掴んだ勝利というものに、

カタルシスを感じるのである。

 

陸上男子100メートルで、日本人が9秒台に到達するのは、

本当に時間がかかったように思う。

それまでの記録は、98年のアジア大会で

伊東浩司さんが出した10秒00。

わたしは学生時代に陸上競技をやっていて、

実際に伊東浩司さんを生で見たこともある。

日本人が9秒台を出す日もそう遠くはない、そんな風に思っていた。

しかし、その日がなかなかやって来ることはなかった。

気がつけば約20年の歳月が流れていた。

 

2017年、桐生選手によってついに9秒台に到達した。

そしていま陸上男子100メートルは、群雄割拠の時代へと突入している。

多くの選手が我こそはと、戦いにしのぎを削っている。

先日はサニブラウン選手が、9秒台をマークした。

日本人で2人目の偉業である。

今後も次々と9秒台が出てくるかもしれない。

日本の短距離界はいま、すごい時代を迎えているのだ。

 

願わくば、来年の東京オリンピックで金メダルを獲得して欲しい。

陸上はオリンピックの中でも花形だと思うので、

最高の舞台で活躍をして欲しいと思う。

陸上の短距離がこんなにも盛り上がるときが来るとは思わなかった。

時代は変わるものである。

 

時代は変わるということについて、個人的に印象深いものがある。

向こう100年は破られないであろうと言われた、99年の世界陸上で

男子400メートルマイケル・ジョンソンがマークした、

43秒18という不滅の世界記録がものすごいインパクトで残っている。

テレビで世界陸上をずっと見ていて、マイケル・ジョンソンはまさにスターだった。

いまは、南アフリカのバンニーキルクが世界記録を持っている。

時代は変わるのだ。

 

対して変わらないこともある。

4継リレーでアメリカがバトンミスする、というのが

だいたいいつもお決まりである。

わたしが学生時代に陸上をやっていたときからずっとそうである。

アメリカは反省しないのだろうか?

なぜバトン練習をしないのだろう?

チームで揃って練習することが、そんなにも嫌なのだろうか?

いろいろと疑問が尽きない。

その代わりマイルリレーは、アメリカはダントツに強い。

ただここ最近は、他が力をつけてきていることもあり、

以前ほどの圧倒する力はないような気がする。

 

陸上がいま、とても面白い。

19年9月には世界陸上がドーハで開かれる。

オリンピック前の大きな大会として期待して見ていきたい。

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